Willie Williams(ウィリー・ウィリアムス)Text by Dub Store Sound Inc.
ジャマイカ、カナダで活躍した伝説のカルチュラル・シングジェイ。現在もルーツ・ミュージックに根ざした活動を続けるアーティストとして知られる。
14歳よりコクソン・ドッド(CS Dodd)の元で音楽活動を開始。
1969年、自身のレーベルソウル・サウンズ(Soul Sounds)を設立し、デルロイ・ウィルソン(Delroy Wilson)やヴァーサタイルス(Versatiles)をプロデュースしたことでも知られる。また、サウンド・システム、トリプルトーン(Tripletone)の運営と幅広い活躍をした。
1974年よりカナダのトロントに移住し、トロントのジャマイカンコミュニティーを通じてキーボディスト、ジャッキー・ミットゥー(Jackie Mittoo)と親密な関係を築き、共同で数々のセッションを行った。ヴォーカリストとしても活動し、1979年コクソン・ドッドが運営するスタジオ・ワン(Studio One)よりリリースされた'Armagideon Time'のヒットは有名である。
カルチュラルな'Armagideon Time'のリリックはイギリスのパンクスたちに影響を与え、パンクバンド、クラッシュ(Clash)が曲をカバーするまでに至った。現在も自身のレーベル、ドラム・ストリート(Drum Street)にてルーツ・ミュージックに根ざした活動を続けるアーティストとして知られる。
2018/05/09 掲載