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トップ特集・オリジナルコンテンツアーティスト名鑑Janet Kay
アーティスト特集
Janet Kay(ジャネット・ケイ)Text by Dub Store Sound Inc.
イギリスを代表するラヴァーズ・ロック・シンガー。
Janet Kay
本名 Janet Kay Bogle
出生 1958年1月17日
出身地 イギリス ロンドン ノース・ウェスト
イギリスを代表するラヴァーズ・ロック・シンガー、ジャネット・ケイ(Janet Kay)。彼女は1958年、ロンドンのノース・ウェストにてクリフトン・ボーグル(Clifton Bogle)、モニカ・ボーグル(Monica Boogle)の間に誕生した。両親は共にジャマイカ人で、奴隷制度に反抗し、1865年の反乱を指揮した国民的英雄、ポール・ボーグル(Paul Bogle)の子孫にあたる。彼女は素晴らしいシンガーであると同時にテレビや舞台で女優業もこなす幅広い才能の持ち主としても知られている。

ウェンブリーにあるBrondesbury high schoolに通い、秘書の勉強を行っていた彼女はモータウンから音楽的影響を受けた。学生時代の友人であるソニア・ファーガソン(Sonia Ferguson)に招かれ、イギリスを代表するレゲエ・バンド、アスワド(Aswad)のリハーサルに立ち会ったことが業界でのキャリアを意識するきっかけとなった。

バンドのメンバーであるトニー・ガッド(Tony Gad)がジャネット・ケイの才能を見出し、アルトン・エリス(Alton Ellis)へと紹介。1977年、こうして録音されたのがミニー・リパートン(Minnie Riperton)のカバーである'Loving You'であった。

翌1978年には'I Do Love You'、'That's What Are For'を発表。更に1979年にデニス・ボーウェル(Dennis Bowell)のプロデュースでリリースされた'Silly Games'はイギリスだけでなくヨーロッパ全土を巻き込む大ヒットとなり、初めてイギリスの黒人がレゲエの楽曲で1位を獲得したとしてギネス・ブック入りを果たした。'Silly Games'はUKのポップ・シングル・チャートでも2位を記録、BBCの"Top Of The Pops"にも数回の出演を果たした。

続いて発表されたファースト・アルバム、「Capricorn Woman」も順調な売り上げを記録し、ヒットとなる。この作品ではほとんどの楽曲の歌詞を自らが手掛け、尊敬を持って"Queen Of Lovers Rock"と呼ばれるようになった。1979年には"Black Echoes Music Newspaper"でBest 7" Single、Best 12" Single、Best Female Vocalistとして表彰を受けている。

1983年にはロイド・チャーマーズ(Lloyd Charmers)をプロデューサーに迎え、2枚のカバーアルバム、「So Amazing」と「Sweet Surrender」をリリース。80年代はレゲエだけに囚われず、ソウル楽曲である'Eternally Grateful'やジャッキー・ミットゥ(Jackie Mittoo)とのコラボレーション・カバーで、'You Bring The Sun Out'を発表した。

こうした順調なキャリアを築いたジャネット・ケイだったが、様々な理由から音楽活動から遠ざかるようになる。その間は、シンガー、役者のヴィクター・ロメロ・エヴァンス(Victor Romero Evans)と出会い、「Black Theatre Co-operative」のオーディションへの参加や、ドラマ「No Problem!」に1983-1985まで出演する等女優業を中心に活動を行っていった。更にFaroukh Dhondyの'Mama Dragon'では舞台デビューも飾り、イギリス、ヨーロッパをツアーして回った。

1990年にはファットボーイ・スリム(Fatboy Slim)ことノーマン・クック(Norman Cook)が率いるユニット、ビーツ・インターナショナル(Beats International)の'Burundi Blues'や、リンディ・レイトン(Lindy Layton)の'Silly Games'にフィーチャー。91年にはアルバム「So Amazing」と「Sweet Surrender」から楽曲をセレクトし、新たに録音し直した'Lovin' You'を追加した「Lovin' You -Best Of Janet Kay」をリリース。ソニー・ミュージック(Sony Music)による大々的なプロモーションの元、爆発的大ヒットを記録した。これにより日本で大ブームを巻き起こしたジャネット・ケイは本格的に音楽活動に復帰した。

93年にはデビュー当時から信頼のおける関係を築いてきたアスワドのトニー・ガッドとドラミー・ゼブ(Drummie Zeb)のプロデュースで「Love Me Always」をリリース。こちらも1年間で40万枚を売り上げる大ヒット、同年8月に行われたレゲエ・サンスプラッシュ、アルバムを引っ下げた翌年日本ツアーも大成功を収めた。

翌94年、トニー・アンド・ドラミーのプロデュースで前作の延長線上に位置する「For The Love Of You」をリリース。96年は酷い体調不良で1ヶ月程ジャマイカで休養。その後アルバム「In Paradise」を発表、更に翌年には最愛の父を亡くす不幸を乗り越えて、自身にとって大きな転機となった「Making History」を発表した。

その後も順調な音楽活動を行ったが、2006年以降は再び舞台に活動の比重を移行。Machine Knitter/Designer、Lacemaker としても活躍、映画編集の技術も習得し、クライブ・ガンディソン(Clive Gandison)の'Evergreen Man'を手掛けた。

イギリスでは Evening Standard によるTop 100 Black Britains に選出され、Darker Than BlueによってOutstanding Contribution to Black Music に選ばれている。
2009/08/11 掲載 (2013/11/28 更新)
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