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トップ特集・オリジナルコンテンツアーティスト名鑑Bob And Marcia
アーティスト特集
Bob And Marcia(ボブ・アンド・マーシャ)Text by Harry Hawks
ボブ・アンディとマーシャ・グリフィスから構成されたデュオ。ジャマイカ音楽における2人の偉人の功績はジャマイカ音楽の成長と密接に絡み合い、数え切れないほどのヒット曲は60年代から現在にまでおよぶ。
Bob And Marcia
メンバー Bob Andy
Marcia Griffiths
結成地 ジャマイカ  
ボブ・アンド・マーシャ(Bob And Marcia)の'Young Gifted & Black'はレゲエという音楽がイギリス国内、そして世界中に徐々に浸透し始めてきた最も早い時期の"クロスオーバー"ヒットの一つである。ニーナ・シモン(Nina Simone)のブラック・パワーを称えたこの曲は(ひょっとしたら彼女が歌ったときは皮肉と解釈されていたかもしれない)ボブとマーシャが歌うと弦楽器を加えたアップビートでポップな曲になった。ジョニー・アーシー(Johnny Arthey)のストリングアレンジメントを加え、ハリー'ハリー J'ジョンソン(Harry Johnson)がプロデュースしたこのレコードは、1970年3月付けのUK海外チャートの5位まで到達した。

メッセージはそのまま、明るく快活なリズムとバイオリンの音色により曲調は甘くなり、このレコードはとてもあからさまなやり方で破壊的だった。未だスキン・ヘッドたちは人種差別主義者だと安易に見る人々も'Young Gifted & Black'はスキン・ヘッズたちが興味を示した音楽だということを都合よく忘れたほど。二人は続けざまにクリスピアン・セント・ピーターズ(Crispian St Peters)がヒットさせた'Pied Piper'のカヴァーを発表。このレコードは惜しくも1971年7月付けのUK海外チャートのトップ10入りを逃したが、2人をつまらないポップ・ミュージックのデュオだと捉える人たちにそれとは少し違うということを示す手助けをした。

これ以上の事実は無いだろうが、ソロ・アーティスト、ボーカル・グループのメンバーとして2人はジャマイカ音楽の歴史へ多大に貢献し、レゲエ界で彼らは大スターとして正当に称えられ尊敬されている。
2019/09/20 掲載
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