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トップ特集・オリジナルコンテンツアーティスト名鑑Shinehead
アーティスト特集
Shinehead(シャインヘッド)Text by Dub Store Sound Inc.
1980年代、90年代を通して最もジャマイカのシーンに影響を与えたアメリカのレゲエ・アーティスト。多彩な芸風を武器として、ダンスホールに現代のR & B、ヒップ・ホップを融合したオリジナル・スタイルを確立した。
Shinehead
本名 Edmund Carl Aitken
出身地 イギリス ケント 
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ニューヨークを拠点としたアーティストながら、本国ジャマイカのシーンにも大きな影響を与えたシャインヘッド(Shinehead)。ダンスホールに、R&B、ヒップ・ホップを融合し、オリジナリティー溢れる独創的なスタイルを確立した。彼のスタイルはいわゆるラガ・ヒップ・ホップのオリジナル・スタイルであり、その後のシーンに多くのフォロワーを誕生させるきっかけとなった。シャインヘッドの魅力は何といってもディージェイやシンガーとしてだけでなくラップ、時には口笛まで披露するその多彩な芸風にあると言える。100%ダンスホール・スタイルやスムースなラップ、そしてスウィートなラヴァーズ・チューンまでも高いレベルでこなしてしまうそのスキルには驚くほか無い。

イギリスのケントにて生を受けたシャインヘッドことエドムンド・カール・エイトキン(Edmund Carl Aitken)は2歳の時に両親と共にジャマイカへと移住。幼少期をジャマイカにて過ごした後の1976年にニューヨークへと移った。幼少期、青年期はジャクソン5(Jackson 5)やオーティス・レディング(Otis Redding)といったアーティストからインスピレーションを受けた。

電子工学を修学した後の1981年、19歳でディージェイとしてのキャリアをスタート。現在も続く老舗サウンド、ダウンビート・インターナショナル(Downbeat International)に参加し、そのスキルを磨いていった。この当時はジャー・ラブ・ミュージック(Jahlovemuzik)やキング・スター・ガフ・ハイファイ(King Stur Guv Hi-fi)で活躍したブリガディア・ジェリー(Brigadier Jerry)から多くの影響を受けている。

ダウン・ビートが所有するスタジオ・ワン(Studio One)のリズム・トラックに乗せて見せるディージェイ、ラップ、スクリームといった歌唱法を駆使したパフォーマンスが話題を呼び、シャインヘッドは徐々にその評価を得ていく。そして同じ頃ニューヨークにて発展中のアーバン・ヒップ・ホップとジャマイカのトースティング・スタイルを融合させた独自のスタイルを提案、発展させていった。シャインヘッドというニックネームもこの時代に名付けられた物で、彼のスタイリッシュで美しい、短く刈り込んだヘアスタイルからそう呼ばれる様になったと言う。

1983年からブルックリンでサウンド・システム兼レーベル、アフリカン・ラブ(African Love)を運営していたクロード・エヴァンス(Claude Evans)の元に拠点を移し、自身初のヒット、'Billy Jean'を発表。マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)のカバーであるこの曲に使われたリズムは後に様々なリメイクを通しても後のシーンに浸透していくことになる。同年発表された'Mama Used To Say'も同じくヒットを記録、この2つのヒットを皮切りにダンスホール・シーンにおけるその存在感は際立つ物となっていった。そして1986年、デビュー・アルバム、「Rough & Rugged」を発表。この作品は"Mad Mad"や"Lecture"、"Sleng Teng"といったリズム・セレクションと'Good Love Tonight'や'Golden Touch'、'Rough & Rugged'、'Know Fi Chat'、'Who The Cap Fit'といった代表曲ばかりで構成され、驚くほどにスキルフルなパフォーマンスを披露している。シャインヘッドが残したこの斬新なスタイルは、後にクロスオーバーな成功を手にしたシャギー(Shaggy)、マキシ・プリースト(Maxi Priest)、シャバ・ランクス(Shabba Ranks)といったパフォーマー達に一つの道を示したといっても差し支えないだろう。

このアフリカン・ラブでの活動期にオーナーであるクロード・エヴァンスがあのボブ・マーリー(Bob Marley)のバックを努めたウェイラーズ・バンド(Wailers Band)によるリズム・トラックを苦労して手に入れ、そのリズムに乗せた作品の発表に向けて準備を行っていたが、クロード・エヴァンスの死によってお蔵入りとなったという逸話も残っている。

その後の87年にメジャー・レコード会社エレクトラ(Elektra)と契約後、セカンド・アルバム、「Unity」を発表。この作品ではランDMC(Run DMC)のジャム・マスター・ジェイ(Jam Master Jay)が一部アレンジを担当、ヒップ・ホップ市場を意識した作品となった。この頃から作品に多少商業的な内容が見られるが、1990年には'Strive'が大ヒット、その年に発表されたアルバム、「Sidewalk University」からはスティング(Sting)の大ヒット曲のカバー、'Jamaican In New York'が同じくヒットを記録している。

彼が残した作品はディージェイ、ラップ、ヴォーカル、そのスタイルに関係無くその全てが非常に完成された高いクオリティーを誇っている。94年にはデイヴ・ケリー(Dave Kelly)制作の"Pepperseed"で彼は高い影響力を持ち続けていることを示し、1999年にはアイスレー・ブラザーズ(Isley Brothers)で世界的に有名なシールズ&クロフト(Seals & Kroft)の'Summer Breeze'の替え歌、'Collie Weed'をヒットさせている。

近年は定期的に作品が届けられることの無くなってしまったシャインヘッドであるが、彼の評価は永遠に揺らぐことは無く、ダンスホール界にとって大きな存在であり続けている。
2007/04/25 掲載 (2013/11/15 更新)
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