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トップ特集・オリジナルコンテンツアーティスト名鑑Sizzla
アーティスト特集
Sizzla(シズラ)Text by Harry Hawks
その教えに従順なボボ・アシャンティのメンバーであり、論争の絶えないシズラの歯に衣着せないスタンスは70枚以上のアルバムと数えられない7インチ・シングルに分かるように衰えを知らない...
Sizzla
本名 Miguel Orlando Collins
出生 1976年1月17日
出身地 ジャマイカ キングストン オーガスト・タウン
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"スラックネス"と"ガン・トーク"が主流だった80年代のダンスホール・ミュージックはやがて、90年代の始まりに現在のデジタル化されたリズムに乗った"コンシャス"なリリックの復活へとつながっていった。アドミラル・チベット(Admiral Tibet)、ヤミ・ボロ(Yami Bolo)、ジュニア・リード(Junior Reid)らのシンガーたちは、並外れたタレント性のみならず、大きな成功を手にしたガーネット・シルク(Garnett Silk)の道しるべを作っただけでなく、"文化的"なリリックを詠唱するブジュ・バントン(Buju Banton)、ケイプルトン(Capleton)、シズラ・カロンジ(Sizzla Kalonji)らもまた彼らの恩恵を受けた。

シズラは、ミゲル・オーランド・コリンズ(Miguel Orlando Collins)として、1976年1月17日、キングストンのオーガスト・タウンで、熱烈なラスタファリアンの家族の間に生まれ、1995年に彼はボボ・アシャンティ(Bobo Ashanti)の活動に参加した。1958年にプリンス・エマニュエル・チャールズ・エドワーズ(Prince Emmanuel Charles Edwards)により発足されたこの宗派の信者はしばしば、"ボボ・ドレッド(Bobo Dread)"と呼ばれ、長いローブを着用し、きつく巻いたターバンそして清潔さを表すほうきを持っているとされている。

「男女問わず信者たちが持つ威厳、または宗教に身を捧げたパフォーマーたちの激しさを否定できるものは無く、その態度は土地を奪われたキングストンの若者たちの増えつつあるより多くの少数派の楽曲で見受けられる」スティーヴ・バロウ(Steve Barrow)&ピーター・ドルトン(Peter Dolton)

青年期、シズラはDunoon High Schoolで機械工学を学び、ケイヴマン・ハイ・ファイ(Caveman Hi-Fi)のライヴ・ディージェイを始め、この昔ながらの見習い期間は彼のキャリアが進むにつれ大いに役立つことになった。彼の音楽においてメッセージ性がその始めから全てであり、彼がフィリップ'ファティス'バレル(Phillip ‘Fatis’ Burrell)とレコーディングを始めた1996年、彼の使命がついに始まった。エクスターミネーター(Xterminator)からリリースされた'Burning Up'、'Praise Ye Jah'などの7インチ、「True God」や「Kings Of The Earth」などのアルバムはリスナーたちにシズラがどこから来たのかを疑いなく示した。翌年にボビー・デジタル(Bobby Dixon)のデジタルB(Digital B)に残したアルバム「Black Woman & Child」は彼の評判を確かなものにし、世界のステージに立つ、意義深い新しい才能の出現を予告した。これは"コンシャス"レゲエにおける"ラスタ・ルネッサンス(ラスタの復活)"のカギとなった作品とされている。シズラの作品をただ"多作"として説明することは全くもって適切ではなく、ファティスとボビー・デジタルのためにレコーディングを続ける傍ら、ベレス・ハモンド(Beres Hammond)のハーモニー・ハウス(Harmony House)で'King In This Jungle'や'Live And Give Praise'などの名曲を、ファイアー・ハウス・クルー(Fire House Crew)とは'Like Mountain'を録音した。芸術性の完全なる独立と自由を獲得するため、彼はキングストン、オーガスト・タウンのジャッジメント・ヤード(Judgment Yard)のレコーディング・スタジオとコミュニティ・センターを拠点とする自身のカロンジ・レコード(Kalonji Records)を設立し、ジャマイカ中のゲットーに住む若者たちの重要な活動拠点となった。

シズラのレコードの見事で、影響力のある成功と、レコードの中身は従来のレゲエ・オーディエンスとクロスオーヴァー・オーディエンスと共にメインストリーム・メディアの注目もひきつけた。彼はインタビューを嫌がり、群集から距離をとっていたが、自身のキャリアにおける苦悩は過去に10年以上に渡り、よく報道された。"ホモセクシャルに対する嫌悪"が原因としていくつもの海外でのコンサートがキャンセルになり、2008、2009、2010年のドイツでのコンサートは"民衆の抗議"により中止になった。"シズラはパフォーマンス行う全ての国の法律を守り、誰に対しても暴力を引き起こす、また暴力を駆り立てるようなことはしようとしていない"とカロンジ・ミュージック(Kalonji Muzik)は声明を発表したものの、シズラは2013年11月にアメリカで予定されていたツアーのビザの許可が下りなかった。

ジャマイカにおいて最も独創的なリアリティの詠唱者の1人である彼の才能は、自身の作品を作る速度と同じくらい驚異的であり、彼は今、自身の確固とした立場が一貫して反映したリリックの45枚目となるアルバムをリリースし、「シズラは1人のアーティストとして、自身のクリエイティブな表現方法と発言の自由を使い自身のスタンスを保ち続けているが、彼が不公平と見なすものに対しては臆することなく口を開くだろう」

参考文献:
Steve Barrow & Peter Dalton: The Rough Guide To Reggae (Third Edition) Rough Guides Limited 2004
US Bars Sizzla Jamaica Observer 19th November 2013
2013/12/05 掲載 (2013/12/05 更新)
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