TSOJ(TSOJ)Text by Dub Store Sound Inc.
自身もディージェイとして活躍するロイド・ラヴィンダー(Lloyd lovindeer)によって設立、運営されたレーベル。ポップなサウンドと有名曲をネタにした分かり易いメロディーでダンスホール・ファンから高く評価されるレーベルである。
TSOJ
設立 |
1980年代前半 |
設立地 |
ジャマイカ キングストン |
設立者 |
Lloyd Lovindeer |
プロデューサー |
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エンジニア |
Chris Daley |
関連アーティスト |
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自らもディージェイとして活躍するロイド・ラヴィンダー(Lloyd Lovindeer)、通称ラヴィンダー(Lovindeer)によって設立されたレーベル。The Sound Of JamaicaことTSOJ。一連のヒット作でダンスホール・クラシック・ファンにはお馴染みのレーベルであろう。ポップなサウンドと有名曲のフレーズを使用した分かり易いメロディーといった作風が特徴のレーベルと言える。レーベル・オーナーであるラヴィンダー(Lovindeer)自身の作品が中心のリリースであるが、チャリス(Chalice)、シャバ・ランクス(Shabba Ranks)といったアーティストと組んだ上質なコンビネーション・チューンもリリースされている。ソカの要素も積極的に取り入れ、オリジナリティ溢れるサウンドを展開していった。ハリケーン、ギルバートを歌った'WIld Gilbert'等の時事ネタを題材にした作品にも定評がある。
中でも特に人気の高い楽曲が、のっけから一気に加速するへヴィーなリズムのラヴィンダー(Lovindeer)、シャバ・ランクス(Shabba Ranks)の'Manhunt'、ソカ調のポップなリズムに乗せたチャリス(Chalice)、ラヴィンダー(Lovindeer)の'Pocomania Day'、グルーヴィーなディジタル・リズムとキャッチーな掛け合いのアドミラル・ベイリー(Admiral Bailey)、ラヴィンダー(Lovindeer)の'Run Come Come'といったチューンである。'Koloko'をリズムを使用した'Ten Guns'や'Two Years Old'の'Mawga Man'といった楽曲を含め80年代から90年代初頭に一連で人気作品を発表した。
90年代に入っても、楽曲のクオリティに多少のバラつきはあるものの様々なヒット曲をネタにした'レゲエらしい'作品を発表し続けた。2000年を境に新しい作品が発表される事は無くなってしまったが、過去のヒット作品が一連で再発され再注目されている。
2009/02/06 掲載