Buju Banton(ブジュ・バントン)Text by Dub Store Sound Inc.
低いしゃがれたボーカル・スタイル持ち現代を代表するダンスホール・カルチュラル・ディージェイ。1993年、ラスタになって以来、論争的リリックを叩き出し続けている。
Buju Banton
本名 |
Mark Anthony Myrie |
出生 |
1973年 |
出身地 |
ジャマイカ キングストン ソルト・レーン / デンハム・タウン |
関連アーティスト |
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ブジュと言うニックネームはパンノキを示しジャマイカでは小太りな子供を意味する。また、バントンとはジャマイカの言葉で超越した判断力とスピーチ能力のある者を意味する。
彼の名前の由来はブロ・バントン(Burro Banton)の低いしゃがれたボーカル・スタイルを見習ったことにも挙げられる。彼の家族はマルーンの子孫でもある。
13歳の時に、ランボー・マンゴー(Rambo Mango)とスウィート・ラブ(Sweet Love)というサウンド・システムにディージェイとして弟子入りし、1987年にザ・ルーラー(The Ruler)でデビューを果たし、ヒットを生み出す。その後も、1993年までに数々の論争的リリックを乗せたダンスホール・ヒットチューンを叩き出した。1993年に、暴力によって大切な友人パン・ヘッド(Pan Head)を失い、髪をドレッドに伸ばしラスタに帰依した。
彼の音楽はルーツへ、リリックはよりいっそう社会問題を取り上げるようになり、政治問題、法律そして友人の死をアルバム「Til Shiloh」で歌った。このアルバムはブジュを国際的アーティストへと確立した。
2018/12/12 掲載