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トップ特集・オリジナルコンテンツアーティスト名鑑Macka B
アーティスト特集
Macka B(マッカ・B)Text by Dub Store Sound Inc.
UKレゲエ・シーンを牽引してきたオリジナル・ディージェイ。「ルーツ・ミュージックは絶対終わらない」で有名な'Roots Ragga'や、トニー・レベルとのコンビネーション'DJ Unity'など数々のヒット曲を生み出す。今現在も活動を続け高い評価を得ているオリジナル・ルーツ・ラガ。
Macka B
本名 Christopher MacFarlane
出身地 イギリス ウルヴァーハンプトン 
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UKレゲエ・シーンを牽引してきたオリジナル・ディージェイ、イギリスはウルヴァーハンプトン出身のクリストファー・マクファーレン(Christopher MacFarlane)、通称マッカB(Macka B)。彼は80年代初頭に登場し、ユーモアに富んだ独創的なスタイルで多くのファンを魅了し続けてきた。スマイリー・カルチャー(Smiley Culture)、ティッパ・アイリー(Tippa Irie)といったディージェイやマイキー・ジェネラル(Mikey General)、アンドリュー・ポール(Andrew Paul)等の歌手と共にUKのサウンド・システムを盛り上げた重要人物に挙げられる。マッカBという名前は強大なるローマ帝国に反逆したユダヤの主要な指導者、ユダ・マカバイ(Judas Maccabaeus)が率いた"マッカビーズ(Maccabees)"にちなんで名付けられた物である。

幼少期のマッカはロード・バーレイ(Lord Barley)のサウンド・システムを聴いて育ち、学校ではヴァイオリンを学んだ。聖歌隊で歌い始めた彼の心を惹き付けたのはボブ・マーリー(Bob Marley)、ピーター・トッシュ(Peter Tosh)、バーニング・スピア(Burning Spear)、カウント・オジー(Count Ossie)といったコンシャスな音楽だった。

学校を卒業すると技師見習いとして工場で働き始めるが、勤めていた工場が閉鎖となってしまう。この出来事は逆にチャンスとなり、音楽活動に費やす時間を得ると、友人と共にエクソダス・サウンド・システム(Exodus Sound System)を結成した。Uロイ(U Roy)、Iロイ(I Roy)、ビッグ・ユース(Big Youth)といったトースティングを生み出したオリジナル・ディージェイから様々な影響を受けるが、中でも強い影響を及ぼしたのがプリンス・ファー・ライ(Prince Far I)であった。彼の辛辣なチャント・スタイルから多くを学んだマッカBは自身もラスタとして生きる様になる。当時はプレ・ワックス(Pre Wax)というバンドにも所属し、リリースされた楽曲'Maggie's Letter'はローカル・ヒットを記録した。

1982年、更なるスキル・アップを目指してジャマイカへと渡ったマッカBは現地で揉まれ修行。翌年にはビルストンのライジング・スター・クラブで行われたディージェイ・コンペティションに出場し見事優勝を果たす。この大会にはパト・バントン(Pato Banton)、ランキン・アン(Ranking Ann)といったアーティストも出場しており、その中での見事な優勝であった。

これをきっかけにラジオ出演等も果たし、徐々に名前が知られる様になっていったマッカBに更なる転機が訪れる。彼がパフォーマンスを行った'Wassifa Hi Fi'と'Saxon Studio International'のクラッシュの音源を手にしたプロデューサーのジョン・マッギルヴレー(John MacGillivray)とクリス・レーン(Chris Lane)がマッカBのレコード・プロデュースを決めたのである。1985年こうして制作された初のソロ・シングル、'Bible Reader'がレーベル、ファッション(Fashion)からリリースされた。またファッションからのコンピレーション、「Great British M.C's」には'A Gentleman With Manners'がフィーチャーされた。

その後はマッド・プロフェッサー(Mad Professor)のレーベル、アリワ(Ariwa)に拠点を移し楽曲を制作、ファースト・アルバムである「Sign Of The Times」はUKチャートのトップを獲得した。このアルバムを引っ下げてのヨーロッパ・ツアーも行われ、マッカB(Macka B)の名前はヨーロッパ各地へと広まっていった。

更に1987年の「We've Had Enough」、1988年の「Looks Are Deceiving」といったアルバムを発表し、「ルーツ・ミュージックは絶対終わらない」で有名な'Roots Ragga'を生み出す。こうした精力的な活動を行うと1988年には再びジャマイカを訪れる。

ジャマイカでは様々なプロデューサーと活動を共にし、ブラック・スコーピオ(Black Scorpio)に'Love It In Jamaica'、'Slow Down Driver'、'Sex Machine'、エクスターミネーター(Xterminator)には'Tongue A No Gun'、'God A Come'をサンチェス(Sanchez)とのコンビで、ペントハウス(Penthouse)にはトニー・レベル(Tony Rebel)とのコンビで'DJ Unity'といった録音を残した。

イギリスでの活動も平行して行われ、1989年にコフィ(Koffi)をフィーチャーした'Dread A Who She Want'をヒットさせると1990年の'Natural Suntan'、1991年の'Proud Of Mandela'と立て続けにチャートを賑わすヒット作をリリースした。こうした活動が認められ1992年、1993年には名誉ある'British Best Male DJ Award'を受賞している。

マッカBはこれまでに世界各地で公演を行い、バーニング・スピア、Uロイ、ウェイラーズ(Wailers)、リー・ペリー(Lee Perry)といったアーティストと共演を果たした。ジャマイカではReggae SunsplashやStingといったビッグ・イベントにも出演、その活動は多岐に渡る。
2019/01/16 掲載
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