Sean Paul(ショーン・ポール)Text by Dub Store Sound Inc.
ダンスホール・レゲエ界の貴公子。
Sean Paul
本名 |
Sean Paul Ryan Francis Henriques |
出生 |
1973年1月8日 |
出身地 |
ジャマイカ キングストン |
関連アーティスト |
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ポルトガル系ジャマイカ人と中国系ジャマイカ人の両親の間に生まれた彼は、音楽業界に身を置く前は銀行員として働き、また、水球のジャマイカ代表選手として活躍した経験もある異色な過去を持つ。多くのアーティストがゲットー出身であるダンスホール・レゲエ業界に彼がデビューを果たすのは96年で、最初にジャマイカでヒットした曲はビーニ・マン(Beenie Man)の世界的ヒット作'Who Am I'と同リズムの'Infiltrate'で、他にも"Bookshelf"リズムの'Deport Them'やMrベガス(Mr Vegas)との共演作で"Street Sweeper"リズムの'Hot Gal Today'といった曲がジャマイカ国内でヒットとなり、次第に注目を浴びる存在となっていった。
そんな彼が世界から注目されるきっかけとなった曲は、'Give Me the Light'で、同曲がアメリカのラジオで頻繁にプレイされるようになり、バスタ・ライムズ(Busta Rhymes)とのリミックス・バージョンが発売されるとヒップホップ・ファンからの支持も大いに受けた。その後もビヨンセ(Beyonce)、50セント(50 Cent)、ジェイ-Z(Jay-Z)、DMXといったアーティスト達と共演し、'Get Busy'、'I'm Still In Love With You'、'We'll Be Burnin'などの曲でジャマイカではもちろん、世界中でファンを増やし、現在でもその人気は衰えることを知らない程である。
2007/06/20 掲載 (2013/11/21 更新)