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Tuff Gong（タフ・ゴング）Text by Dub Store Sound Inc.

1970年ボブ・マーリーとウェイラーズによって設立され、ボブ・マーリーの意思を引き継ぐレーベル。

Tuff Gong

設立	1970年
設立地	ジャマイカ　キングストン　56 ホープ・ロード
主要スタジオ	Tuff Gong
設立者	Bob Marley The Wailers
プロデューサー	Bob Marley The Wailers Chris Blackwell
エンジニア	Errol Bown
関連アーティスト	Bob Marley, The Wailers Rita Marley Stephen Marley Ziggy Marley Damian Marley Melody Makers Mutabaruka Nadine Sutherland
関連レーベル	Island Wail N Soul M 56 Hope Road Ghetto Youth International

1970年にボブ・マーリー(Bob Marley)＆ザ・ウェイラーズ(The Wailers)によって設立されたレコード・レーベル。タフ・ゴングというレーベル名はラスタファーライ運動の祖レオナルド・ハウエル(Leonard Howell)と通称ザ・ゴング(The Gong)と呼ばれたボブ・マーリーのニック・ネームに由来する。

レーベルから初めて発表されたシングルはザ・ウェイラーズがリリースした"Run For Cover"で、アイランド・レコーズ(Island Records)の創始者クリス・ブラックウェル(Chris Blackwell)によって与えられたホープ・ロード56番地の邸宅を活動拠点にし楽曲制作を行った。（当時、このアップタウン・エリアにラスタが出入りすることは稀なことだった）

73年4月にはウェイラーズ名義のメジャー・デビューアルバム「Catch A Fire」、同年10月には「Burnin'」を発表するも、ウェイラーズのオリジナル・メンバーであったバニー・ウェイラー(Bunny Wailer)とピーター・トッシュ(Peter Tosh)が脱退し、グループ名をボブ・マーリー＆ザ・ウェイラーズとして活動をボブ・マーリーがガンで死去する1981年まで続けた。アイランドと「Natty Dread」、「Rastaman Vibration」、「Exodus」など名作とされるスタジオ・アルバムを通算で10作品程発表、第三世界の代弁者としてジャマイカの民衆の声を届ける世界初のレゲエ・スターが誕生した。

ボブ・マーリーがガンで死去した1981年以降は、ウェイラーズのコーラスを務めたIスリーズ(I Threes)のメンバーでもあった、妻のリタ・マーリー(Rita Marley)が今現在もレーベル運営を行っていて、ホープ・ロード56番地はボブ・マーリー博物館として観光スポットにもなっている。

また、ボブの息子であるジギー・マーリー(Ziggy Marley)、スティーヴン・マーリー(Stephen Marley)、ダミアン・マーリー(Damian Marley)といったボブの息子たちもボブ・マーリーの意思を引継ぎ、音楽によって人々に刺激を与えることで平和、正義、自己遂行を促進しようという目標を掲げて音楽活動を続けている。

2007/05/14 掲載　（2013/11/14 更新）

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