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トップ特集・オリジナルコンテンツレーベル名鑑Stone Love
レーベル特集
Stone Love(ストーン・ラブ)Text by Dub Store Sound Inc.
ウィー・ポウ率いる老舗サウンド・システム兼レーベル。彼等のスタイルが現在のサウンド・システムに大きな影響を与えたと共に、レーベルとしても多数のヒット作を輩出している。
35年以上のキャリアを誇り、ダンスホールに様々な影響を与えた老舗サウンド・システムがストーン・ラブ(Stone Love)である。サウンド・システムの業界にネクスト・レベルのサウンド・クオリティを持ち込み、国内外問わず様々なビッグ・イベントでプレイして来た。バーリントン・アヴェニューのストーン・ラブ(Stone Love)本部には溢れんばかりのトロフィーが置かれ、サウンドの歴史、功績を如実に物語っている。

電気工として生計を立てていたウィンストン・ウィー・ポウ・パウエル(Winston 'Wee Pow' Powell)は当初あくまで趣味としてサウンドを始めたと語っている。若い頃から様々なダンスへ足を運び、活動当初から自身のサウンド・システムという事にこだわりを持っていた彼の歴史は、たった一台の小さなコンポセットから始まった。このコンポセットを使い、毎晩家の裏庭でプレイし始めたウィー・ポウは偉大なるストーン・ラブ(Stone Love)の歴史をスタートさせた。当時はあえて手に入りにくいR & Bやソウルを中心としたセレクションを好み、レコードを手に入れる苦労を経験し、機材も寄せ集めで組み立て少しずつ規模を拡大していった。彼はその頃の情熱を持ち続け、35年以上もの月日を駆け抜けてきた。

ストーン・ラブ(Stone Love)で第一に挙げられる大きな功績は、セレクター、ローリーによって発案されたターンテーブル2台を使用した所謂ジョグリン・スタイルの確立である。一つのリズムにおける様々なヴァージョンを繋ぎ目無くプレイするこのスタイルはダンスホールの現場だけでなく、レコード製作の面でも大きな変化をもたらしている。ダンスホールでこの手法が十分に確立されると、スタジオに持ち込まれ、一つのリズムで複数曲のリリースが行われる様になった。現在も人気のワン・リズム・アルバムもこうした風潮から当然のごとく生まれていくのである。こうした功績が認められ、ウィー・ポウ、ローリー、そしてキャンサーを加えたストーン・ラブ(Stone Love)のセレクター・トリオは1980年代後半には爆発的な名声を手にした。優秀なセレクター、サウンド・システムを擁し、90年代初頭には一晩で5セッションをこなせるレベルへと到達したのである。ディスコ・バーチ(Disco Burch)、チコ(Chico)、クリス・クロス(Kriss Kross)、オラカべッサ(Oracabessa)、スワム・キング(Swam King)、ビリー・スローター(Billy Slaughter)、マルコム・X(Malcom X)、ダイヤモンド(Diamond)、ファイヤー・ラス(Fire Ras)、ギャリー(Gary)、ジーファス(Geefus)、リッチー・フィーリング(Richie Feeling)、そしてウィー・ポウの息子、D・ポウ(D Pow)といった名セレクターを輩出した事でも知られる。

現在でも進化を続けるサウンド・システムとしてのストーン・ラブ(Stone Love)だがレーベル運営にも力を注いでいる。90年代初期から自身の音源をプロデュースし、リリースするようになると重要なヒットを数多く発表していった。

1991年にはファウンデーション'Mama'のリメイクで、ニコデマス(Nicodemus)が自身のヒット曲'Suzy Wong'をサウンド・チューンにした'Sound Killer'、1993年には'Real Rock'のリメイクでトニー・カーティス(Tony Curtis)・アンド・ジグシー・キング(Jigsy King)の'My Sound A Murder'、トニー・カーティス(Tony Curtis)のソロで'Love Should Brought You Home'、サンチェス(Sanchez)の'If I Ever Fall In Love'、'Billie Jean'のリメイクではウェイン・ワンダー(Wayne Wonder)の'Only You'等が初期のヒット曲に挙げられる。

90年代中期にはキャプテン・バーキー(Captain Barkey)の'Go Go Wine'、ジュニア・キャット(Junior Cat)の'Step Up Pon Crime'、系列レーベルのファーザー・ポウ(Father Pow)からは94年に大ヒットとなった'Corduroy'リズム・セグメントを、90年代後期から2000年代初頭にはビーニ・マン(Beenie Man)、ブジュ・バントン(Buju Banton)、ミスター・ヴェガス(Mr. Vegas)、キマーニ・マーリー(Kymani Marley)の豪華な'Party In Session'やゴースト(Ghost)の'By Your Side'、エレファント・マン(Elephant Man)、'Bun Bad Mind'といったヒットを輩出した。

当初はリメイク・リズムでのリリースが目立っていたが、2003年に発表したオリジナル・リズム'Baghdad'は強力なハードコア・サウンドで人気を獲得し、ダンスホールの新たなスタイルを示した作品となった。その後も'Bad Flu'、'Rose Gold'、'Oki Doki'、'Walk Away From Love'、'Bad Breed'といったリズムを発表し、現在も精力的なリリースを続けている。

サウンド・システムも同様に新たなダブやシステムのアップグレードと活動は留まる事無く、日々進化を続けている。
2009/03/27 掲載 (2009/03/27 更新)
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