レゲエコレクター.comレゲエコレクター.com
¥0 (0items)
Pass :
ID :
自動ログイン
トップ特集・オリジナルコンテンツアーティスト名鑑Wayne Wonder
アーティスト特集
Wayne Wonder(ウェイン・ワンダー)Text by Dub Store Sound Inc.
その美声を武器にジャマイカのみならず世界中の女性を虜にしている実力派シンガーである。
Wayne Wonder
本名 Von Wayne Charles
出生 1972年7月26日
出身地 ジャマイカ ポートランド 
関連アーティスト
ジャマイカのみならず、より規模の大きなR&B、ヒップ・ホップのマーケットでも素晴らしいセールスを記録しているダンスホール・シンガー、ウェイン・ワンダー(Wayne Wonder)。80年代後半から歌い続けている長いキャリアに裏打ちされた歌唱力で多くのファンを魅了している。ウェイン・ワンダーは情感溢れるヴォーカル・スタイルを武器にドノヴァン・ジャーメイン(Donovan Germain)やデイヴ・ケリー(Dave Kelly)のプロデュースでダンスホール・ヒットを量産し、現在もジャマイカを代表するシンガーとして君臨している。

幼い頃から母親と共に教会で歌い始めたウェイン・ワンダーは東キングストンへと移り住み、当時レゲエ、R&B、オールディーズのストリート・ダンスで知られたダンキーク、フランクリン・タウン、レイ・タウンを転々として育った。これらの場所柄からレコードに触れる機会も多くなり、自身のヴォーカル・スキルを発展させていった。中学時代に彼が非常に思慮深いという理由から"ワンダー(Wonder)"と名付けられ、学校、教会、友人の前どこでも歌い、徐々にではあるがプロとしてのキャリアを意識し始める。

初めての録音はダブ・マスター、キング・タビー(King Tubby)のファイヤーハウス(Firehouse)で行われた。ここで計3曲を録音したが、中でも注目を集めたのがイギリスのリック・アストレイ(Rick Astley)1987年のポップ・ヒット、'Never Gonna Give You Up'のカバーである。1988年、キング・タビーがこの世を去るとロイド・デニス(Lloyd Dennis)のピックアウト(Pickout)レーベルにヒット曲となった'It's Over Now'を録音、ダンスホールでもプレイされるようになる。同時にアルバム'No More Chance'をピックアウトから発表するが、当時多くのプロデューサー達はウェイン・ワンダーがカバー曲を歌う事を望み、オリジナルで制作した楽曲を受け入れようとはしなかった。

1989年頃からは幼少時からの友人であるデイヴ・ケリーと活動を始める。当時デイヴ・ケリーはドノヴァン・ジャーメインのペントハウス(Penthouse)のエンジニアを務めており、ペントハウスにて'I'm Only Human'、'Baby You And I'、'Saddest Day'、1991年にはデルロイ・ウィルソン(Delroy Wilson)の'I Don't Know Why'をカバーした'Movie Star'といったヒットで有名に、ブジュ・バントン(Buju Banton)とのコンビネーション'Bonafide Love'も同様にヒットを記録した。

更にペントハウスにはサンチェス(Sanchez)と歌ったカーペンターズ(Carpenters)のカバー、'Won't Last A Day'、トレイシー・チャップマン(Tracy Chapman)の'Fast Car'、PMドーン(PM Dawn)の'Die Without You'、エン・ヴォーグ(En Vogue)の'Hold On'、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の'Heal The World'というカバー・ヒットを残した。1993年からはカバーだけでなくオリジナル楽曲の制作にも力を入れる様になり、ブジュ・バントンの'Deportee'、'Murderer'もウェインが共に手掛けている。これらの楽曲が象徴する様にペントハウス・ファミリーで行ったUKツアーでも彼の歌声は高い評価を得ている。

ペントハウス以外からもジョン・ジョン(John John)にはドン・ユース(Don Youth)との'Sensi Ride'、ストーン・ラブ(Stone Love)には'Only You'、デジタルB(Digital B)には'When I'm With You'、エクスターミネーター(Xterminator)には'The Way I Am'といったヒットを、デイヴ・ケリーが独立を果たし、マッド・ハウス(Mad House)、エクストラ・ラージ(Xtra Large)といったレーベルを立ち上げると、90年代中期から後期にかけて"Joy Ride"リズムでの'Bashment Girl'や"Pepperseed"でドン・ユース(Don Youth)との'Love In Excess'、'Show Time'リズムでの'Searching Dem Searching'、'Stink'リズムでフリスコ・キッド(Frisco Kid)と歌った'Dreamland'といったヒットを次々発表していった。

2000年には自身のレーベル、シングソー(Singso)を立ち上げ、自身の楽曲を発表すると共に、アレイ・キャット(Alley Cat)、ベイビー・シャム(Baby Cham)、フランキー・スライ(Frankie Sly)、ミスター・イージー(Mr. Easy)等の楽曲を手掛けた。

そして2002年にリリースされたスティーヴン・レンキー・マーズデン(Stephen 'Lenky' Marsden)制作の"Diwali"リズムに乗せた'No Letting Go'で初のナンバー・ワンを獲得。2003年には'No Letting Go'がメジャー・レーベル、アトランティック(Atlantic)からもリリースされ、"Billboard Hot 100 Pop Chart"にて11位を記録、同年発売されたアルバム、「No Holding Back」はグラミー賞候補にノミネートされる快挙を成し遂げた。MOBO AwardやBMI Urban Awardを受賞し、NBCテレビのSaturday Night Liveへの出演も果たす。彼はこれまで同様にジャマイカ産のラフでタフなリズムとスウィートなヴォーカル・スタイルを持って世界的な名声を手にした。これはジャマイカのダンスホールが世界に受け入れられた非常に大きな成功であると言える。

続いてリリースされたスプラガ・ベンツ(Spragga Benz)との'Bouce Along'はイギリスのポップ・チャートで12位を記録し、2004年にリリースされたトンプソン・ツインズ(Thompson Twins)1984年のヒット曲のカバー、'Hold Me Now'は映画'50 First Dates'のサウンド・トラックに収録され、プロデュースはノー・ダウト(No Doubt)のトニー・カナル(Tony Kanal)、PVはマドンナ(Madonna)のレーベルであるマーヴェリック(Marverick)のジル・グリーン(Gil Green)が制作。更にヒット曲、CNN、Mrレックス(Mr. Lexx)との'Anything Goes'ではコンピレーション・アルバム'Def Jamaica'に参加、このアルバムはグラミー賞を獲得し、北アメリカ、カリブ諸国、ヨーロッパ、アジア、アフリカとツアーを行った。

その後はトニー・ケリー(Tony Kelly)が手掛けた'Gonna Love You'やドン・コーレオン(Don Corleon)からの'I Believe'といったヒットや、2007年のアルバム'Foreva'の発表と活躍を続け、2009年にはTJ・レコーズ(TJ Records)制作の"Beauty & The Beast"リズムでの'Stay Close'のリリースと留まることなく活躍を続けている。
2007/04/25 掲載 (2013/11/15 更新)
Copyright (C) 2024 Dub Store Sound Inc.
無断転載は固くお断りしております
関連タイトル
¥1,400
試聴する
薄くノイズが乗ります。
B side) Version
¥1,120
試聴する
Wayne Wonder - Do You Love Me(Penthouse)EX-/SEW/SOL/COC/WOL/stain B:SLD
B side) (Remix)
¥1,200
試聴する
B side) Version
¥300
試聴する
Wayne Wonder - All Original Bombshell(Penthouse US)LP=EX/SOC/SEW B:stain CVR=EX+
¥490
試聴する
B side) Version
¥560
試聴する
>>アーティスト: Wayne Wonderの全在庫商品を見る