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トップ特集・オリジナルコンテンツアーティスト名鑑Lone Ranger
アーティスト特集
Lone Ranger(ローン・レンジャー)Text by Harry Hawks
真のオリジナル、彼のスタイルにはUロイやビッグ・ユースなどの開拓者たちが創った流儀が伝承されているが、ローン・レンジャーは70年代のルーツ・アンド・カルチャーのアプローチと80年代に起こったダンスホール・ディージェイのすさまじい襲来の架け橋を作った最初のディージェイの1人である。
Lone Ranger
本名 Anthony Alphonso Woldron
出身地 ジャマイカ キングストン 
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ジャマイカのキングストンで生まれたアンソニー・ウォルドロン(Anthony Woldron)は幼少期にイギリスに移り住み、ジャマイカに帰国する1971年まで少年時代の多くの時間をロンドンで過ごした。彼は50年代と60年代の最もポピュラーだったテレビ・ショーのひとつローン・レンジャー(Lone Ranger)から名を取り1974年からキングストン、ダンカーク・エリアのサウンドシステムのためにディージェイをはじめた。彼の想像力溢れるリリックとユーモアのセンスは直ちにディージェイのニュー・ウェーブの中心人物へと押し上げた。

自身のレコーディング・キャリアをスタジオ・ワン(Studio One)でスタートさせ、ダンスホール・スタイルの礎を築く助けとなった、新しいリリックと昔の名曲のリズムを組み合わせた一連のソロ・レコーディングを始める以前、彼はウェルトン・アイリー(Welton Irie)とのコンビで活動していた。ブレントフォード・ロードでの録音は全てのスタジオ・ワンのトップ・リズムへの利用を容易にし、スリム・スミス(Slim Smith)の'Rougher Yet'は'Love Bump'へと姿を変え、ダンスホールの主要作品であるローン・レンジャーのヒット曲のヴァージョンが決定的なカットとなった後、スリムの'Never Let Go'は'The Answer'として知られるようになった。彼のスタジオ・ワンでのデビュー・アルバム「On The Other Side Of Dub」はレンジャーをサイド1にフィーチャーし、サイド2にはリズム・トラックのダブワイズ・ヴァージョンを収録した。彼にとっての最初の大きな躍進は1979年、アルヴィン'GG'ラングリン(Alvin Ranglin)のためにユニークス(Uniques)の"My Conversation"リズムのヴァージョン'Barnabas Collins'を録音したときで、ジャマイカとイギリスで大ヒットとなった。

1980年のトップ・サウンドに選ばれたヴィーゴ・サウンド・システム(Virgo Sound System)でトップ・ディージェイとなったローン・レンジャーはキングストンの大渦巻きのような音楽シーンで一番魅力的だった。この時期、生のダンスホール・セッションを収録したカセット・テープが商業的に発売され、ヴィーゴのローン・レンジャーはいつも熱烈なテープ・コレクターたちのお気に入りだった。幅広く影響を受けたレンジャーの控えめなスタイルはしばしば一世代前のジャマイカ人ディージェイたちと争いを引き起こすことがあった...しかしレンジャーは声を大きくしてそれを主張する必要は無かった。彼は自身のヒット曲とライヴでの成功を強固なものにし、70年代の文化を賛美するスタイルから80年代のダンスホールの波へと音楽が移行していく過渡期に前述したウェルトン・アイリー、ジョニー・リンゴ(Johnny Ringo)、イエローマン(Yellowman)らと新しい道を切り開いていった。

キングストンのプロデューサーたちが列を成してローン・レンジャーを録音し始め、1982年は間違いなく彼の年だった。スタジオ・ワンの次にリリースされた「Badda Dan Dem」はその年にリリースが最も期待されたアルバムであり、チャンネル・ワン(Channel One)に残した「M 16」は後にその時代のリリースで最も有名なLPになった。ローン・レンジャーとニューヨークを拠点に活動をしていたマイキー・ジャレット(Mikey Jarrett)のプロデュースによる1982年リリースの3作目のアルバム「Hi Ho Silver Away」は、自身のトップの座を強固なものとした。ジャマイカで絶大なる人気を誇っただけでなく彼はアメリカとイギリスで大スターであり、イギリスにおいては良質なレゲエ・ミュージックが必ずしもジャマイカ産である必要がないと証明し始めたMCたちに常に多大なる影響を与えた。

本家ローン・レンジャーが彼に忠実な飼い馬のシルバーに乗っているかのようだった彼のリズムに乗る才能は何世代ものダンスホール・ファンたちに慕われ、ローン・レンジャーはツアーをやめることは無かった。彼はいつも"リヴァイバル"ショーの目玉だった...名曲のレコーディングだけが有名で認知されているだけでなくオールド・スクールからニュー・スクールまで全ての他人のスタイルを模倣する者たちのさきがけとして感謝されているという事実がある。彼の騒然たるキャリアの中で、数々の彼のレコードはオリジナルのヴォーカル・ヴァージョンよりも知られ、レゲエ創世記からレゲエを愛するファンの定義というのはローン・レンジャーの'M 16'を考えることなくUロイ(U Roy)の'Scandal'さらにはユニークスの'Secretly'を聴くことが出来る人なのではないかと思わせるほど彼の作品は至るところにある。
2018/06/27 掲載
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