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トップ特集・オリジナルコンテンツアーティスト名鑑Luciano
アーティスト特集
Luciano(ルチアーノ)Text by Dub Store Sound Inc.
ガーネット・シルクを筆頭とする、90年代初期に登場した厳格なラスタ・シンガーの一人。将来を嘱望された彼は周囲の期待を裏切ることなく現在ではジャマイカを代表するラスタシンガーとなった。
Luciano
本名 Jepther McClymont
出生 1974年
出身地 ジャマイカ デービー・タウン 
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地元の教会で歌い始めたルチアーノは92年4月にキングストンへ移住し、老舗レーベルのアクエリアス(Aquarius)で初録音を行い、その後もマウ・マウ(Mau Mau)やニュー・ネーム(New Name)、フレディー・マクレガー(Freddie McGregor)のビッグ・シップ(Big Ship)といったレーベルで録音していたが、目立ったヒット曲を発表することは出来なかった。

ルチアーノの非凡な才能が開花したのは93年、フィリップ'ファティス'バレル(Phillip ’Fatis’ Burrell)のエクスターミネーター(Xterminator)で録音するようになってからである。初期音源の'Chant Out'や' Poor & Simple'はイギリスのレゲエチャートにもランクインを果たし、同年にはアルバム'Moving Up'も発表している。
ビッグ・シップからのヒット曲' Shake It Up Tonight'(後に同名のアルバムも発表した)のようなラバーズも歌えることを証明したルチアーノはその後もエクスターミネーター以外にもタクシー(Taxi)、ブラッカ・ドレッド(Blacker Dread)、古巣ビッグ・シップといったレーベルからヒット曲を量産した。その人気を受けて大手レコード会社アイランド(Island)はアルバム'Where There Is Love'を制作した。

'One Way Ticket'、'Sweep Over My Soul'、' It's Me Again Jah'、' How Can You'、' Ulterior Motive'、' Over The Hill'、シズラ(Sizzla)とのコンビネーション曲' Jah Blessing'、 チャーリー・チャップリン(Charlie Chaplin),ジョジー・ウェールズ(Josey Wales)の二人を迎えた'Rebel With A Cause'といった珠玉の名曲達をエクスターミネーターから放ったルチアーノだったが、その後同レーベルと袂を分かつことになる。エクスターミネーターを離れてからは自身のレーベルを設立するなど活動を続けた。近年では「Child Of A King」、「Serious Times」といった高水準のアルバムを制作している。
2007/04/25 掲載 (2013/11/12 更新)
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