2000年にDJ活動を開始したマンゴズ・ハイファイ(Mungo’s Hi Fi)は行く先々のPAに満足できず、ゴミ捨て場に放置されていた古い映画館のスピーカーを拾ってきて自らのサウンドをスタートさせた。デビュー作はダブヘッド(Dubhead)からリリースされたブラザー・カルチャー(Brother Culture)との共作アルバムだが、後に伝説の"Belly Ska"リズムと共にレーベル、スコッチ・ボネット(Scotch Bonnet)を始動、瞬く間にシーンにその名を知らしめることとなる。
2009年に初のオリジナル・アルバムである「Sound System Champions」でランキン・ジョー(Ranking Joe)を、そして2011年、2枚目となる「Forward Ever」ではシュガー・マイノット(Sugar Minott)をフィーチャーするなどジャマイカン・レゲエに深い造詣も持ちつつ、スーム T (Soom T)やソロ・バントン(Solo Banton)、そしてチャーリー P (Charlie P)等、長期に渡って活動を共にする独自のロスターとライブ、制作の両面で密接な関係を持つ。
2010年以降、夏場になるとサウンドシステムはヨーロッパ全土を廻るツアーを敢行、参加する主なフェスティヴァルはクロアチアのOutlook、スロヴァキアのUprising、フランスのReggae Sun Skaをはじめ、イギリスのGlastonbury、Boomtownなど数々の主要なフェスティヴァルにその名を連ねる。