Errol Dunkley(エロール・ダンクリー)Text by Dub Store Sound Inc.
ロックステディ期から初期レゲエ期にかけてラブ・ソングを中心に数々のヒットをリリース、70年代後期にはイギリスで積極的な活動をした往年のラブ・ソング系ヴェテラン・レゲエ歌手。
Errol Dunkley
出生 |
1951年 |
出身地 |
ジャマイカ キングストン |
関連アーティスト |
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1951年キングストン生まれ。14歳の時にプリンス・バスター(Prince Buster)のもとで'Love Me Forever'を録音したのがデビューだと思われる。その後、ジョー・ギブス(Joel Gibson)の元で'Please Stop Your Lying'や' You're Gonna Need Me'等をリリースし注目された。
70年代にはルピー・エドワーズ(Rupie Edwards)の元で、自身のジョー・ギブス時代の曲をリメイクした'Three In One'や'Darling Ooh'等をリリースした。
その後、ジミー・ラドウェイ(Jimmy Radway)の元で録音した'Black Cinderella'がジャマイカで大ヒットし、現在まで語り継がれる彼の代表曲となる。また彼は、グレゴリー・アイザックス (Gregory Isaacs)と共同でアフリカン・ミュージアム(African Museum)を設立し、'Movie Star'をリリース・ヒットさせ初期レゲエ期に大きな成功を収める。しかし、2人の関係は長くは続かず、その後自身のレーベル、シルバー・リング(Silver Ring) を設立し、数曲リリースするが特別大きなヒットにはならず、その後はさまざまなプロデューサーの元でレコーディングをした。
しかし、70年代後期にはジョン・ホルト(John Holt)のカバーである'OK Fred'がイギリスのポップチャートにランクインし、その他にも'Betcha By Golly Wow'等のヒットが記録された。
2005年にはジャマイカの名門スタジオ・ワン(Studio One)にてアルバムを収録し、現在でもヨーロッパを中心にライブを行っている。
2007/04/27 掲載 (2013/11/15 更新)