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トップ特集・オリジナルコンテンツレーベル名鑑Studio One
レーベル特集
Studio One(スタジオ・ワン)Text by Dub Store Sound Inc.
レゲエの歴史を築いたレーベル・スタジオ、レゲエ界のモータウンと呼ばれる。
Studio One
設立 1954年
設立地 ジャマイカ キングストン ブレントフォード・ロード
主要スタジオ
Jamaica Recording Studio
Federal Recording Studio
JBC Recording Studio
Coxsone's Music Lab NY
設立者
Sir Clement 'Coxsone' Dodd
プロデューサー
エンジニア
Coxsone Dodd
Larry Marshall
Sylvan Morris
Sid Bucknor
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スタジオ・ワン設立者のコクソン・ドッド(CS Dodd)はレーベル設立前、キングストンのゲットーで最初期に評価の高い、現在のサウンドシステムの原点とも言えるダウン・ビート(Down Beat)、稼動式ディスコを立ち上げ活動していた。彼は機材を使い音楽を聞かせるのではなく、感じさせることに徹底していた。サウンドシステムが定着し始め、コクソンがライバル、デューク・リード(Duke Reid)と幾度となくクラッシュしたことは有名な話である。当時、アメリカのR&Bが主流だったが、サウンドの発展と共にサウンドのオーナーはオリジナリティーを追及しダブプレートを作り始めた。これらのダブプレートが一般市民の人気を集め、売られるようになったのである。

50年代後期、コクソンはレーベル・ワールディスク(Worldisc)を設立、ラッセルズ・パーキンス(Lascelles Perkins)、メロー・ラークス(Mellow Larks)、クルーJ&ブルース・ブラスターズ(Clue J & Blues Blasters)、セオフィラス・ベックフォード(Theophilus Beckford)の音源を録音。後にモンティー・アレキサンダー(Monty Alexander)、ジャイヴィング・ジュニアーズ(Jiving Juniors)、デリック・ハリオット(Derrick Harriott)、デリック・モーガン(Derrick Morgan)、クランシー・エックルス(Clancy Eccles)、アルトン・エリス(Alton Ellis)、ジョー・ヒッグス(Joe Higgs)、ロイ・ウィルソン(Roy Wilson)、コーネル・キャンベル(Cornell Campbell)、オーウェン・グレイ(Owen Gray)、ドン・ドラモンド(Don Drummond)、ローランド・アルフォンソ(Roland Alphonso)等の音源を録音した。

50年代後期、ジャマイカのR&Bはスカへと変貌をと遂げ始めていた時期コクソン・ドッドは先陣を切ってスカを開拓、スカ時代を支配するようになる。この頃に録音されたヒット曲がデルロイ・ウィルソン(Delroy Wilson)の'Spit In The Sky'、メイタルズ(Maytals)の'Hallelujah'、ザ・ウェイラーズ(The Wailers)の'Simmer Down'、'Rudies'、クラレンドニアンズ(Clarendonians)の'Rudy Boy Gone A Jail'、ボブ・アンディ(Bob Andy)の'I've Got To Go Back Home'、リー・ペリー(Lee Perry)の'Rub & Squeeze'、'Doctor Dick'で、この頃にこれら楽曲の演奏を担当していたのがスカタライツ(Skatalites)である。

60年代初期、コクソン・ドッドはスタジオ・ワン(Studio One)を設立、その後リー・ペリー、ジャッキー・ミットゥー(Jackie Mittoo)、リロイ・シブルス(Leroy Sibbles)、ラリー・マーシャル(Larry Marshall)といった多くの才能溢れるレゲエ・ミュージシャンを輩出してきた。また、新しい才能を見つけることにも力を入れ、毎週日曜日にオーディションを行っていた。

1966頃、スカに変動期が訪れ、ロックステディに発展すると共にコクソン・ドッドはスタジオの技術を駆使し、レゲエ音楽の基礎をこれ以後10年以上に渡って作り続けた。例として挙げられるのが、ケン・ブース(Ken Boothe)がカヴァーした'Moving Away'、'Thinking'、'Without Love'、'Just A Another Girl'、ボブ・アンディの'Too Experienced'、'Unchained'、アルトン・エリスの'Still Trying'、ヘプトーンズ(Heptones)の'Love Won't Come Easy'、'Heptones Gonna Fight'、'I Hold The Handle''Give Me The Light'、'Sweet Talking'、マーシャ・グリフィス(Marcia Griffiths)の'Truly'、'Feel Like Jumping'、ジョン・ホルト(John Holt)の'Love I Can Feel'、'OK Fred'、スリム・スミス(Slim Smith)の'Never Let Go'、デルロイ・ウィルソンの'Never Conquer'、カールトン&ザ・シューズ(Carlton & The Shoes)の'Love Me Forever'、ジャッキー・ミットゥーの'One Step Beyond'、'Peanie Wallie'、'In Cold Blood'、アーネスト・ウィルソン(Ernest Wilson)の'Undying Love'、ラリー・マーシャル(Larry Marshall)とアルヴィンの'Mean Girl'、ケン・パーカー(Ken Parker)の'My Whole World Is Falling Down'、ローランド・アルフォンソ(Roland Alphonso)の'Jah Shaky'、ゲイラッズ(Gaylads)の'Love Me With All Your Heart'、エターナルズ(Eternals)とコーネル・キャンベルの'Queen Of The Minstrels'、ケーブルス(Cables)の'Be A Man'。このように膨大なヒットがスタジオ・ワンから輩出され、レゲエ界を代表するレーベルへと変貌を遂げた。また、スタジオワンのセッションバンドとして活躍したソウル・ベンダース(Soul Vendors)は'Swing Easy'、'Real Rock'、サウンド・ディメンション(Sound Dimension)は'Full Up'、'Mojo Rocksteady'といった傑作を生み出した。

その後、コクソンのレゲエ業界における支配は終わるが、ホレス・アンディ(Horace Andy)の'Every Tongue Shall Tell'、デニス・ブラウン(Dennis Brown)の'No Man Is An Island'、ウェイリング・ソウルズ(Wailing Souls)の'Back Out With It'、バーニング・スピア(Burning Spear)の'Joe Frazier'、'Swell Headed'、デニス・アルカポーン(Dennis Alcapone)の'Forever Version'、フレディ・マッケイ(Freddie McKay)の'Picture On The Wall'といったヒット曲をプロデュースした。

ダンスホール期に入ると、フレディ・マクレガー(Freddie McGregor)、シュガー・マイノット(Sugar Minott)、ジョニー・オズボーン(Johnny Osbourne)、ジュダー・エスケンダー・タファリ(Judah Eskendar Tafari)、ウィリー・ウィリアムス(Willie Williams)、ミシガン&スマイリー(Michigan, Smiley)、ローン・レンジャー(Lone Ranger)等のレコーディングを行った。

60年代、70年代のスカ、ロックステディ全盛期の立役者となったスタジオ・ワンは80年代中期に閉鎖され、ニューヨークに拠点を移した。その後、過去にプロデュースしたレコードを再生産し続け、人々にジャマイカ音楽の伝統と文化を伝えてきた。2006年にコクソン・ドッドはこの世を去ったが、スタジオ・ワンは現在も健在である。スタジオ・ワンはコクソンの音楽大学と称され、現存するジャマイカ音楽に与えた影響は計り知れない。
2007/05/02 掲載 (2015/08/11 更新)
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