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トップ特集・オリジナルコンテンツレーベル名鑑Gussie P/ Sip A Cup
レーベル特集
Gussie P/ Sip A Cup(ガッシー・P/ シップ・ア・カップ)Text by Harry Hawks
ロンドンを拠点に新旧の良い要素を混ぜ合わせ調和させた音楽で成功したプロデューサー/エンジニア。過去20年、ガッシーのスタジオと自身のレーベル、シップ・ア・カップとガッシーPはUKレゲエ・シーンの礎を築いた。
Gussie P/ Sip A Cup
設立 1997年
設立地 イギリス ロンドン 
主要スタジオ
Fashion Records
設立者
Gussie Prento
プロデューサー
関連アーティスト
関連レーベル
「私はいつも机の奥にいたかったのだ...」ガッシーP(Gussie P)

南西ロンドンで生まれ育った若きガッシーは幼少期からレゲエ・ミュージックに心を奪われ、70年代初めからブリクストン、ルイスハム、クラップハム・ジャンクションの専門店で新しいプレ・リリースのレコードを、また精錬された地元の中古店でトップクラスのオールディーズを購入する彼の姿が目撃されていた。その時代はルーツ・ミュージックが主流になり始めるまさにそのときであり、ガッシーは地元のサウンドシステムの伝説的な存在であったジャー・シャカ(Jah Shaka)とオーガスタス・パブロ(Augustus Pablo)の音楽の熱心なフォロワーだった。

地元の工場で職を持った後、彼はシティ・アンド・ギルズ・ラジオ・アンド・テレビ(City & Guilds Radio and TV)でサービス業を学び、ブリティッシュ・リレー(British Relay)でテレビ・セットの修復をしていた。彼は幼少期からの友人とともに2トラックのオープン・リール式のテープからカセット・レコーダーに録音するという技術を駆使し自分たちのダブ・プレートの制作を始めた。1982年、ファッション(Fashion)レコーズは4トラックを使用した最高級のスタジオをクラップハム・ジャンクションにあるダブ・ヴェンダー(Dub Vendor)の店舗の地下にオープンさせ、ガッシーはカッティング・マシーンのオペーレーションを勤め彼らのダブのカッティングを始めた。監督を好んだ彼は「この考え方を実現」させなければならないと気付きイギリス国内で育った才能あるアーティストであるマキシ・プリースト(Maxi Priest)やスマイリー・カルチャー(Smiley Culture)とともに活動を始め、オーガスタス・パブロやジュニア・デルゲイド(Junior Delgado)などのジャマイカ人スターたちのもとも訪れた。それからまもなくして彼はミキシング・デスクを離れすぐにプロデューサーの椅子に腰を下ろした。

もともとプレント"アプレンティス(見習いの)"ガッシーと呼ばれていたがすぐさま技術を習得し"ガッシーP"と名乗り、自身のレーベル、シップ・ア・カップ(Sip A Cup)初となるプロダクションはワン・ブラッド(One Blood)のポール・ロビンソン(Paul Robinson)がバリー・ブーム(Barry Boom)という別名で歌った'Bam Bam'をフィーチャーしたものだった。メイタルズ(Maytals)による1966年のフェスティバル優勝曲を1984年のスタイルを用いアップデートしたこの楽曲は新旧の良い要素を混ぜ合わせるという彼の音楽に対する理解を最も早くの段階で証明した作品だった。彼はマイキー・ジェネラル(Mikey General)とアンドリュー・ポール(Andrew Paul)による実に見事な楽曲を収め、ファッション/ダブ・ヴェンダーによりプレス、ディストリビュートされた自身のレーベル、デジカル(Digikal)を創立し更なる活動を続けた。1986年、タフな音楽と目立つオリジナルのジャケットで彼らのアルバム「Sound Bwoy Brial」はそれなりの物議を醸し、それと共に発表された「Burial Dub」もまた大ヒットとなった。1988年にファッションは16トラックの最高級のスタジオをフォレスト・ヒルの新しい家屋にオープンさせガッシーはそこでさらに自身のエンジニアのスキルを磨いていった。彼はまたファッションの共同プロデューサーとして1991年の強力なカッティ・ランクス(Cutty Ranks)の'The Stopper'などのメジャー・ヒット含むいくつかのリリースに携わった。自身のレゲエ・ミュージックに更なる一面を加えるため彼はキングストンのスライプ・ロードにあるドノヴァン・ジャーメイン(Donovan Germain)のペントハウス(Penthouse)でネリアス・ジョセフ(Nerious Joseph)などのアーティストたちともに活動し、教えとなった"ヤードのヴァイブス"を体験し始めた。

1997年自身のスタジオを設立しオープンしたガッシーのレーベル、ガッシーP(Gussie P)とシップ・ア・カップがイギリスのルーツ・リヴァイバルのトップに立ったのはそれからまもなくのことだった。しかしガッシーは決してひとつの音楽スタイルにとどまるつもりはなかった。これまで彼が制作したレコード、そしてこれから制作するものはダンスホール、ラヴァーズ、ルーツなどすべてを網羅し、いつでも先を見据えている彼のプロダクションは深い理解と知識、ジャマイカン・ミュージックへの愛、そしてその興味深い歴史で染まっている。ヘイウッド出身の兄弟、マフィア・アンド・フルクシー(Mafia & Fluxy)はマイク・アンソニー(Mike Anthony)、フィリップ・レオ(Phillip Leo)、ネリアス・ジョセフ、ダニー・レッド(Danny Red)そしてトップ・キャット(Top Cat)などイギリス育ちのスーパースターたちに加え、フレッド・ロックス(Fred Locks)、ウィンストン・マカヌフ(Winston McAnuff)、マイケル・プロフェット(Michael Prophet)、ジュダ・エスケンダー・タファリ(Judah Eskender Tafari)などのジャマイカのレジェンドたちに安定したベースとドラムを提供した。ガッシーのレーベルから定期的にリリースされる彼らの作品はレゲエ・ミュージックが向かう未来への希望だという明らかな証拠である。
2012/03/31 掲載 (2012/11/08 更新)
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