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トップ特集・オリジナルコンテンツレーベル名鑑Prince Buster
レーベル特集
Prince Buster(プリンス・バスター)Text by Dub Store Sound Inc.
キング・オブ・ブルービート、ルード・ボーイ達の永遠の憧れであるプリンス・バスターによって設立されたレーベル。関連レーベルを含めスカ、ロックステディの名曲が多数リリースされたレーベルである。
Prince Buster
ルード・ボーイたちの永遠のカリスマ、"キング・オブ・ブルー・ビート(King of Blue Beat)"ことプリンス・バスター(Prince Buster)のレーベル。彼は1940年代後半にトム・ザ・グレート・セバスチャン(Tom The Great Sebastian)の取り巻きとして業界に入り、キングストンの中でも最もタフなエリアとして知られるルーク・レーンのギャングたちを仕切っていた。1950年代の中期にコクソン・ドッド(CS Dodd)がサウンド・システムを開始すると、問題が起きないように取り計らい、他のギャング達との関係において大きな存在感を示した。

1959年に独立を果たすと、ビッグ・スリーと呼ばれたサウンドシステム・マン、コクソン・ドッド、デューク・リード(Duke Reid)、ヴィンセント・キング・エドワーズ(Vincent King Edwards)にとって脅威の存在となるサウンド・システム、ヴォイス・オブ・ザ・ピープル(Voice Of The People)とレコード・レーベル、そして自身のレコードの直営店であるプリンス・バスター・レコード・シャック(Prince Buster Record Shack)をスタートさせた。

彼の音楽はプリンス・バスター・ボイス・オブ・ザ・ピープルとバスター・ワイルド・ベルズ(Buster Wild Bells)、バスター・ワイルド・フラワーズ(Buster Wild Flowers)、バスターズ・レコード・シャック(Buster's Record Shack)、オリーブ・ブロッサム(Olive Blossom)といったレーべルから発表され、1960年代中期になるとイスラム(Islam)とソウルズビル・センター(Soulsville Center)といったレーベルも登場する。

彼はスカ時代の重要なスターであるデリック・モーガン(Derrick Morgan)と組んで初期のヒット曲を制作。代表曲として知られるのが'They Got To Go'、エリック・モリス(Eric Monty Morris)の'Humpty Dumpty'である。これらの作品は所謂"スカ"のビートをはっきりと示した歴史的作品として知られている。またカウント・オジー(Count Ossie)のナイヤビンギ・ドラムを始めて取り入れたフォークス・ブラザーズ(Folks Brothers)の'Oh Carolina'も重要な歴史的初期作品である。

プリンス・バスター(Prince Buster)はスカの時代、自ら作詞作曲をし、ヴォーカルを録るという典型的なジャマイカン・スタイルでレコード制作を行った。'Madness'や'Enjoy Yourself'、'Wash Wash'といった楽曲はイギリスでも大きなヒットとなり、後の2トーン、ネオ・スカといったジャンルに派生していった。

また'Rude Rude Rudee'別名'Don't Throw Stones'や'Linger On'、'Al Capone'、といった力強いインストゥルメンタルも非常に素晴らしく、ホーンのソロ・パートはスカタライツ(Skatalites)で活躍した面々に譲ったがサックス奏者のヴァル・ベネット(Val Bennett)、デニス'スカ'キャンベル(Dennis 'Ska' Campbell)の2人がはっきりと他のレーベルとは違うサウンドを表現した。

ロックステディ期を迎えても重要なヒット曲がリリースされ、ロックステディ、イコール、ルード・ボーイという結び付きとは違った視点で捉えた'Judge Dread'や社会的テーマを取り上げた'Shanty Town'、'Ghost Rider'、Ten Commandments'等が代表曲となった。

1970年代に入り、シーンを急速に席巻していったラスタファリアニズムが台頭してくると徐々に作品数は減っていった。これは彼がイスラム教を信仰していることと無関係では無いかも知れない。が、相変わらずオレンジ・ストリートからは様々な質の高い作品が届けられた。ジョン・ホルト(John Holt)、デニス・ブラウン(Dennis Brown)、ヘプトーンズ(Heptones)、アルトン・エリス(Alton Ellis)等のシンガーたちをプロデュースすると共に、シーンの新たな流れを作りつつあったディージェイのレコードでも成功を収めた。デニス・アルカポーン(Dennis Alcapone)、ビッグ・ユース(Big Youth)等のレコードは他のプロデューサーたちの作品と比べても決して劣ることの無い強力な物である。
2009/12/01 掲載 (2014/04/16 更新)
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