Cornell Campbell(コーネル・キャンベル)Text by Dub Store Sound Inc.
60年代から独特なファルセットボイスを武器に、甘いロックステデイーからハードなルーツまで様々な音楽に対応してきたマルチなシンガーである。
Cornell Campbell
出生 |
1948年 |
出身地 |
ジャマイカ |
関連アーティスト |
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60年代初期のジャマイカ独立直前のスカ全盛期にスタジオ・ワン(Studio One)にて初レコーディングを行った彼は、数年の空白期間を経てユニークス(Uniques)のメンバーとして活動を再開。その後、1968年に自身を中心としたボーカル・グループ、エターナルス(Eternals)を結成し、'Queen Of The Minstrels'、'Stars'などのビッグヒットを生み出した。
1971年からは以前から交流があり、同郷でもあるバニー・リー(Bunny Lee)の元で、ルーツ・シンガーとしてのキャリアを積んだ。"ドレッド"や"ラスタ"を歌詞の中に取り入れヒットを飛ばし、中でも"Gorgan"シリーズは彼の人気を不動のものとした。他にも'Dance In A Greenwich Farm'、'Natural Fact'といったヒット曲をリリースし続け、70年代において、ジョニー・クラーク(Johnny Clarke)と共にバニー・リーの大躍進を支えた重要なシンガーと言える。
また、70年代後期にはジョー・ギブス(Joe Gibbs)よりリリースされた'Boxing'がヒットし、その後のダンスホール期にはキング・ジャミー(Lloyd James))やキング・タビー(King Tubby)の元で活動した。そんな彼のファルセット・ヴォイスは現在でも健在である。
2019/10/18 掲載