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レーベル特集

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Power House（パワー・ハウス）Text by Dub Store Sound Inc.

80年代初期に突如現れたこのレーベルはヴォルケーノと共にダンスホール・レゲエという新たな時代を象徴する名門レーベルである。

Power House

設立地	ジャマイカ　キングストン
主要スタジオ	Dynamic Sounds Studio Channel One studio
設立者	George Phang
プロデューサー	George Phang
エンジニア	Michael Riley
関連アーティスト	Barrington Levy Half Pint Little John Michael Palmer Charlie Chaplin Frankie Paul Josey Wales Nitty Gritty Sugar Minott Tenor Saw Toyan Yellowman
関連レーベル	Arrival Taxi Volcano Corner Stone Hit Bound Midnight Rock Thompson Sound

プロデューサーのジョージ・パン(George Phang)は、スライ&ロビー(Sly & Robbie)が作りだす革新的なリズムに乗せ、リトル・ジョン(Little John)、マイケル・パーマー(Michael Palmer) 、フランキー・ポール(Frankie Paul)、シュガー・マイノット(Sugar Minott)、バーリントン・リーヴィ(Barrington Levy)、ハーフ・パイント(Half Pint)、イエローマン(Yellowman)、ジョジー・ウェールズ(Josey Wales)、チャーリー・チャップリン(Charlie Chaplin)、トーヤン(Toyan)、テナー・ソウ(Tenor Saw)、ニッティ・グリッティ(Nitty Gritty)といった当時のスターたちのヒット曲を量産していった。

スライ・ダンバー(Sly Dumber)がSimmonsのシンセ・ドラムを用いて作り出す独自のサウンドは、一時代を築いた同レーベルの大きな特徴の1つといえる。代表作に挙げられるのはリトル・ジョンの'True Confession'、同レーベルの作品で初めてジャマイカのチャートで1位となったマイケル・パーマーの'Lick shot'、ジェネラル・エコー (General Echo)の'Drunken Master' 、トーヤンの'Hot Bubblegum'、チャーリー・チャップリンの'Que Dem'、ジョジー・ウェールズの'Undercover Lover'、テナー・ソウの'Roll Called'といった曲である。そしてレゲエ界にコンピュータ化の波が押し寄せた翌年の86年、世界的なヒットとなるハーフ・パイントの'Greetings'が発表され、同リズムのスーパー・キャット(Super Cat)の'Under Pressure'、フランキー・ポールの'Alesha'もヒットを記録した。

その後もフレディー・マクレガー(Freddie McGregor)の'Don't Hurt My Feelings'やスクリュードライバー(Screwdriver)の'No mama'といった曲をヒットさせている。

2007/05/18 掲載　（2014/04/21 更新）