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トップ特集・オリジナルコンテンツレーベル名鑑Mixing Lab
レーベル特集
Mixing Lab(ミキシング・ラブ)Text by Dub Store Sound Inc.
70年代から活躍するプロデューサー、ロイ・フランシス(Roy Francis)によって設立されたレーベル。ポップなサウンドとメロディアスな作風でダンスホール・クラシック・ファンから絶大な支持を得るレーベルである。
Mixing Lab
設立地 ジャマイカ キングストン 
主要スタジオ
Mixing Lab
設立者
Roy Francis
プロデューサー
エンジニア
David Rowe
Lynford Marshall
関連アーティスト
関連レーベル
オーナー兼プロデューサーであるロイ・フランシス(Roy Francis)は70年代後半から活躍するプロデューサーとして知られる。80年代後半から90年代前半を代表するレーベル、ミキシング・ラブ(Mixing Lab)のプロデューサーとしてダンスホール・クラシック・ファンにはお馴染みの人物であろう。

77年からフェイズ・ワン(Phase One)レーベルをスタートされた彼は、ジャマイカ音楽史に残る興味深い作品をこの時代に残している。ロイ・フランシス(Roy Francis)によるレコーディングはジョー・ギブス(Joe Gibbs)、チャンネル・ワン(Channel One)の両スタジオで行われ、当時のトップ・アーティストでは無く、まだ無名だが確かな実力を備えたアーティストを発掘し、起用した。彼の元に録音を残したアーティストはヘプトーンズ(Heptones)、ディーン・プレイザー(Dean Fraser)を除けばほぼこれからのアーティストであったと言い切れるであろう。その中にはロペス・ウォーカー(Lopez Walker)、エロール・デイヴィス(Errol Davis)、スティーヴ・バスウェル(Steve Baswell)、レバート・ベネット(Lebert Bennett)、ジャー・ベリー(Jah Berry)、リロイ・キング(Leroy King)、ポール・パウエル(Paul Powell)等がいた。

その中でも一際大きな成功を収めたのがチャンテルズ(Chantels)である。彼らは'True Born African'、'Children Of Jah'、'Natty Super'といったカルチュラルな一連の作品を持って成功を収めたが、アメリカのソウル・グループさながらの美しいコーラスが売りの'Waiting In The Park'も非常に魅力的な作品である。ロイ・フランシス(Roy Francis)が手掛けた当時の作品としてはチャンテルズ(Channtels)のアルバムに加え、数枚のダブ・アルバム、30タイトル余りのシングルとそれ程多くは無いが、いずれの作品も強力なステッパー・リズムに支えられた、すぐにフェイズ・ワン(Phase One)のそれと分かる特徴的な作品である。

80年代に入り、スタジオを完備したレーベル、ミキシング・ラブ(Mixing Lab)を立ち上げたロイ・フランシス(Roy Francis)はダンスホールにおいても重要なヒットを多数手掛けている。サンチェス(Sanchez)とフロワーゴン(Flourgon)のコンビネーションによるスピナーズ(Spinners)のカバー、'Working My Way Back To You'や'Love Mi Lover Bad'、キース・アンド・テックス(Keith & Tex)のロックステディ・ヒットを大胆に使用したジュニア・バマー(Junior Bammer)とスコーピオン(Scorpion)の'Wacky News'、レゲエ界以外でも様々なカバー・ヒットが存在するキャット・スティーヴンス(Cat Stevens)の'First Cut Is The Deepest'を題材にした、ドーン・ペン(Dawn Penn)、グラインズ・マン(Grines Man)の'First Cut'、アンソニー・レッド・ローズ(Anthony Red Rose)とダディー・リザード(Daddy Lizard)のギャル・チューン、'Young Gal Pickney A Wine'等、キャッチーなヴォーカル・パートにディージェイが絡むコンビネーションが得意のスタイルである。こちらも分かり易いメロディーが耳を離れないミッドナイト・ライダース(Midnight Riders)のダンスホール・チューン、'Rule In The Dancehall Style'やサンチェス(Sanchez)によるサーフェイス(Surface)のカバー、'Shower Me With Your Love'も含め、こうしたパフォーマンスを支えたポップでクリアなリズム・トラックもヒットの大きな要因であると言えよう。

ミキシング・ラブ(Mixing Lab)のスタジオも様々なプロデューサーの元、数多くのレコーディングに使用される名門スタジオとなった。このスタジオからは数多くのヒット曲が生まれ、シーンを彩る楽曲が次々とリリースされていった。一方レーベルの方も90年代にブランクがあったものの2000年以降も定期的に作品が届けられた。2005年以降、新しい作品が届けられる事は無くなってしまったが、先に触れた作品の数々は今尚ダンスホールにおいて絶大な人気を誇る鉄板チューンとして君臨し続けている。
2008/10/24 掲載 (2008/10/30 更新)
Copyright (C) 2024 Dub Store Sound Inc.
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