Ujama(ウジャマ)Text by Dub Store Sound Inc.
独自のデジタル・サウンドを作り出したプリンス・ジャズボが興したレーベル。
Ujama
設立地 |
ジャマイカ キングストン |
設立者 |
Prince Jazzbo |
プロデューサー |
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関連アーティスト |
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関連レーベル |
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プロデューサーのプリンス・ジャズボ(Prince Jazzbo)は70年代初期にスタジオ・ワン(Studio One)の門を叩き、ディージェイとしてのキャリアをスタートさせた。70年代に活躍した多くのディージェイたちは80年代に入ると活動の場が激減していたが、彼はプロデューサーとして80年代以降も活躍し、ホレス・アンディ(Horace Andy)やUロイ(U Roy)、フランキー・ポール(Frankie Paul)、コートニー・メロディー(Courtney Melody)、キング・コング(King Kong)といった人気アーティストからホレス・ファーガソン(Horace Ferguson)、90年代後半にタイガー(Tiger)のフォロワーとして人気を博したゼブラ(Zebra)、マンチェス(Manchez)といった知名度の低いアーティストまで幅広く手掛けた。
様々なアーティストのプロデュースと並行して自身の曲も手掛けていたジャズボ率いるウジャマ独自のサウンドが完成するのは85年以降のデジタル化以降で、それ以前にはホレス・アンディの'Curfew'やパトリック・アンディ (Patrick Andy)の'Cow Horn Chalice'などが代表作として挙げられる。
デジタル期の代表作、ホレス・ファーガソンの'Sensi Addict'を始め、同リズムのUロイの'Musical Addict'などのウジャマ作品はジャミーズ(Jammys)やテクニクス(Techniques)のようなトップ・レーベルの人気には及ばなかったものの、現在でもその中毒的な作品の数々は一部の熱狂的なファンを魅了して止まない。
2007/09/30 掲載 (2014/04/21 更新)