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Pick Up The Pieces（ピック・アップ・ザ・ピーシズ）Text by Dub Store Sound Inc.

ブレントフォードで録音されたカルチュラルな作品の中で、最も古い部類に位置付けられる。録音は1967年であるがリリースまで5年以上の月日を要した。

Pick Up The Pieces

初出作品	Roy Cousins & The Royals - Pick Up The Pieces (多少プレスノイズ）(1972年)

ロイ・カズンズ(Roy Cousins)率いるロイヤルズ(Royals)のキャリア最高傑作。ブレントフォード・ロードで録音されたカルチュラルな作品の内、アビシニアンズ(Abyssinians)やバーニング・スピア(Burning Spear)の作品と並び称されるのがこの'Pick Up The Pieces'である。1967年に録音されたものの、リリースまでは5年以上の歳月を要しているが、それはある意味正解だったかもしれない。この期間はあまりにも革新的すぎる楽曲に、シーンが追い付く為の時間と捉える事も出来る。この楽曲がリリースされたのは、彼等がスタジオ・ワン(Studio One)を離れてジョー・ギブス(Joe Gibbs)やロイド・ダリィ(Lloyd Daley)のマタドール(Matador)といったプロダクションで成功を収め、更に自身のプロデュースで再録音しリリースされた後の事である。

その後はダンスホール期における幾度ものリメイクを繰り返し、ジャミーズ(Jammys)、スティーリー・アンド・クリーヴィー(Steely & Clevie)、キングストン・11(Kingston 11)、デジタル・B(Digital B)といったレーベルからヒット曲を輩出している。

2009/03/25 掲載　（2011/06/08 更新）

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